【配信アプリ別】ライバーの報酬の仕組みを徹底解説｜税理士が教える確定申告のコツ

COLUMN

投稿日：2025年10月22日

【初心者ライバー必見】配信アプリの「報酬の仕組み」を理解することが節税の第一歩

ライバーとして活動している人の多くが、「報酬の仕組みがよく分からないまま申告している」ことをご存じでしょうか？
しかし、**どのようにお金が発生し、いつ入金されるのかを理解すること**が、節税の第一歩です。

ライバーの報酬は、主に次の3ステップで構成されています👇

配信アプリごとにこの仕組みは異なるため、正しい確定申告のためには**自分が使うアプリのルールを把握**しておくことが大切です。

下記は、主要配信アプリの収益構造を比較した表です👇

アプリ名	主な報酬形式	還元率の目安	入金サイクル
17LIVE（イチナナ）	コイン	約20〜30％（公式ライバーの場合）	月1回
Pococha（ポコチャ）	ダイヤ＋ボーナス	約25〜30％	最大月2回
IRIAM（イリアム）	ダイヤ＋ボーナス	約15〜25％	月1回
REALITY（リアリティ）	ポイント	約15〜20％	月1回

※2025/10時点

💡税理士ポイント：
アプリによっては「ポイント残高」や「未換金分」も課税対象になるケースがあります。
申告時には還元履歴・換金履歴のスクリーンショット保存をおすすめします。

アプリごとに「報酬が発生するタイミング」や「売上データの確認方法」が異なります。
特に副業ライバーの場合、入金時期がズレると年度をまたいで計上ミスすることも。

アプリ名	収入データの見方	注意点
17LIVE（イチナナ）	「マイレベニュー」からロイヤリティの詳細	発生したポイントは反映から180日経過で消失
Pococha（ポコチャ）	「ダイヤ交換」ページにアクセスし、「交換/換金履歴」	ダイヤの有効期限は最後に使用、取得した日から180日間
IRIAM（イリアム）	「マイページ」から「入金履歴」	換金に必要なダイヤの最低個数あり（500ダイヤ）
REALITY（リアリティ）	「LIVEポイント交換・支払い情報登録ページ」から「振込履歴」	ポイント残高がある場合、未換金分の記録が重要

※2025/10時点
🧾ワンポイント：
収入を証明するために「報酬画面のスクリーンショット」を毎月保存しておくと、確定申告時のエビデンスになります。

ライバー活動による報酬は、「事業所得」または「雑所得」に区分されます。

区分	主な対象	節税メリット	注意点
事業所得	継続的に配信しているライバー	青色申告で最大65万円控除、経費幅が広い	開業届提出が必要
雑所得	副業・趣味程度のライバー	手続きが簡単	経費計上の範囲が限定的

💡税理士の見解：
「報酬を毎月受け取り」「機材や照明に投資している」場合は事業所得に該当する可能性が高くなります。
不明な場合は、KYO総合会計事務所のような税理士事務所に相談して、適切な判断を受けましょう。

1. ポイントや未換金分を収入から漏らす
→課税対象になりうるため、全て記録しておくこと。

2. 源泉徴収の有無を確認しない
→一部事務所契約では源泉徴収済みの場合あり。二重計上に注意。

3. 経費を証拠なしで計上してしまう
→レシート・明細・スクショを必ず保存。税務調査で問われやすい部分です。

ライバーは「収入記録＋経費記録」を正確に残すことで、税務署からの信頼度が高まります。
クラウド会計ソフト（freee・マネーフォワード等）を活用すると効率的です。

記録すべき主な項目👇